箱の家 エコハウスを目指して
箱の家が生まれた経緯
難波さんが「箱の家」をつくるきっかけとなったのは、偶然であった。勤務先がたまたま難波さんの事務所の近くにあったI氏が自宅の新築を依頼してきたが、その予算がとても厳しかった。そこで、クライアントの要望する家ではなく、与えられた予算内で最低限の性能を確保できる家を設計した。I氏と家族は難色を示したが、結局、難波さんに設計を依頼してきた。こうしてできたのが、延べ床面積120㎡(36坪)、総工費1900万円、坪単価53万円の「箱の家―1」であった。
ところが、この家は、建築専門誌だけでなく、一般誌にも取り上げられ、反響が大きかった。そして、同じような家に住みたいという依頼が殺到した。「箱の家」は、特殊な事情から設計した家なのに、依頼者たちは、自分たちの家にも適用できるプロトタイプ(原型)ととらえていた。とくにつぎのような特徴が注目された。
1)ローコストであること。
2)コストパフォーマンス(コスト当たりの性能)が高いこと。
3)メンテナンス(維持管理)が容易であること。
4)自然エネルギーを最大限に利用していること。
5)構造がしっかりしていること。
6)内部が開放的で、一室空間であること。
7)天井が高い、ゆとりのある空間を備えていること。
8)将来の住まい方の変化に対応できる柔軟性を備えていること。
9)単純な箱型のデザインであること。
10)コンパクトだが、大きく見えること。
以前から、難波和彦さんの箱の家は知っていました。
私はコストパフォーマンスという言葉が大好物です。
先人の知恵は積極的にパクるのが私のモットー。
「箱の家」という、一つのテーマで100棟以上設計した方なら、洗練されている。
ぜひパクりたい参考にしたいと思って、以下の本を読みました。
作品の間取りが載っていて、我が家の間取りの参考にさせていただきました。
(HPにもかなり出てますけど↓)