まつじゅんブログ

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パッシブデザイン

パッシブデザインとは、エアコンなどの機械を使わず、太陽の光、熱、そして風といった「自然エネルギー」をそのまま受動的に利用して、快適な住まいづくりをしようとする設計思想・設計手法のこと。(以下、画像はお借りしてます。)

イメージはこんな感じ↓

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パッシブデザイン | バウムスタイルアーキテクト

パッシブデザイン 自然エネルギーを生かす家づくり « 一般社団法人 広島県工務店協会

 

イニシャルコストは多少上がっても、快適で低燃費な家が良い。

実は日本家屋は深い庇、障子やすだれ、縁側など自然の力をうまく利用して日本の気候に合った家なんですって。

 

我が家の断面はこんな感じ。↓

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最初の図と、ほぼ同じですw

 ・太陽・熱・風をテーマに考えたことを記していきます。

・太陽

夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り込む。これが基本です。

夏の日差しを遮るため、庇をどの程度出すか悩みました。

真夏の太陽高度から庇の出寸法をスケッチ書いて見ました。

太陽高度が一番高い夏至の6月より8月の方が暑いので、8月の太陽高度で考えるべきか?正午より午後2時くらいが一番暑いから、その時の太陽高度で決めるべきか?午後2時だと真南じゃないから…

と、どこまで日差しをブロックすればいいか訳が分からなくなりました。

スケッチアップでモデル作って検証しましたが、何月何日の何時まで日射を遮ればいいのか、わかりませんでした。

 

ネットで調べたら、窓下端とひさし等の下端の高低差の1/3以上の長さにすればいいようです。

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というわけで、我が家はH=約2200㎜なのでL=750㎜に決めました。

また、二階部分がバルコニーなので、狭いながらも通れるような寸法にしてます。

建ててみて、夏の日差しが気になるようなら、庇、バルコニーの先端にすだれをぶら下げます。

 

サッシは、冬の日射を取り入れるために、遮熱タイプではなく断熱タイプにしました。

 

・熱

吹き抜けがあります。

吹き抜けがあると暖かい空気は上に行ってしまうので、夏は二階が暑いし、冬は暖気が上に行ってしまって一階の特に足元が暖かくならないようです。

そんな理由で熱環境にとって良くないと言われていますが、断熱をしっかりして、ファンを付ければ、そんなに影響はないようです。

「箱の家」の設計者である難波さんと、技術者との対談が日経アーキに載ってました。(何月号か忘れました)

 

断熱の基本性能を上げるために断熱材を多めに入れてもらいました。(Q値がいくつとか、勉強しましたが理解できませんw)

 

窓は、少し性能を上げてサーモスH(ダブルガラス、アルミ樹脂のハイブリット)にしてもらいました。トリプルガラスの樹脂が理想ですが、そんなにお金はかけられません…

 

外壁、屋根の色は白系で、熱を吸収しないようにしてます。

(屋根は黒にすると、真夏にかなり熱くなるらしい。)

 

床下に、CBを置いて、蓄熱を考えています。(今度詳しく書きます。) 

・風

東京だと卓越風が南なので、南を開けた時に、北側の窓を開ければ風が通ります。

北側には、横滑りの大きめのサッシを多めに配置し、多少の雨なら開けっ放しでも良いようにしてます。

また、重力換気を考慮し吹き抜けの北側上部にも窓を配置してます。(断面図参照)

 

以上です。