ダイニングについて考えたこと
久しぶりの投稿です。
とりあえずダイニングの図面です。
・ダイニングが家の中心
以前、「ダイニングがリビング化している」と聞いたことがあります。
確かに食事以外でも、ダイニングテーブルでやることって多い。
子供が勉強したり、お絵かきしたり。親はパソコンやったり、本を読んだり、お茶のんだり。
お客さんが来た時も、ダイニングに座っていることが多いと思うんです。お茶のんだり、食事したり、雑談したり。
そんなわけで、リビングではなくダイニングがメインと捉えています。そのため、間取りの中心に配置し、居心地を良くするため、吹抜をダイニングの上部に設けています。
■照明
ダイニングテーブルは真上にライティングダクトを設置して、裸電球をぶら下げます。
光量をみて、個数は調節します。ソケットとか買ってきて、自分で作れば安そう。コードを好きなのにしたり、見た目もこだわれるし。
ホントは↓こんな感じの傘付きのペンダントライトが良かったんですが、ライティングレール対応のものが少なかったので、断念しました。
吹抜の壁にブラケット、二階のホールにライティングダクトを設置、適宜スポットライトを付けて吹抜を照らします。
吹抜の所はペンダントがドーンとあるのはうっとおしい、天井にダウンライトを付けると、自分では手が届かず照明の交換が出来ないので吹抜の天井には照明なしです。
(LEDは10年持つと言われていますが、業者に交換頼むと最低3万円はしそう。そうすると、「照明きれたままでいいか」ってなりそうなので。)
■家具
・ダイニングテーブル
ダイニングテーブルで子供が勉強して、親が本を読んだりする時に、広いとお互い干渉しなくて作業しやすいらしいです。
そんなわけで、天板は180cm×90cmのサイズでそのまま使います。
また、素材に関しては突板だと傷がついて下地が見えてしまうと悲しくなる。無垢材なら、傷がついても目立たないし、「味になる」。そういうわけで無垢の集成材で造作してもらいます。凝ったデザインにしなければ、買うより造作のほうが断然安いし。
↓イメージはこんな感じです。(ACTUSさんというお店で見つけました)
また、テーブルの上の物をすぐにしまえるように、天板下に棚を作ります。
・ダイニングチェア
一つに揃えずに色んな種類を置こうかと考えてます。ダイニングテーブルは高さ70cmにするのと、海外製品は座面高さが高かったりするので、脚の長さは適宜カットします。
候補はこのあたり。定番ですが…
1.Yチェア
2.ザ・チェア
3.イームズシェルチェア
4.UUチェア
子供用のイスはとりあえずニトリのベンチで良いかなw
成長したら買い換えるということで。
いよいよ着工しました!
11/7にいよいよ着工しました!本日やっと見に行けました。根切り、捨てコンが終わっている状態でした。
現地に立って見たら、イメージより狭い感じがします。基礎の段階だと、狭く感じるらしいです。
思い返すと、はじめてホープスさんに相談しに言ったのが、2015年の8月。
打ち合わせも通常より多く、長期間やっていただいて、マニアックな相談にいろいろのっていただきました。また、契約直前で変更をお願いしたり、補助金の申請を使わせていただくために申請が必要になったりと、こちらの都合で長期間になってしまいました。
10月いよいよ着工か!?と思った所、9月の悪天候(雨がとにかく多かった)による基礎屋さんが工事が出来ず、10月にずれ込んでいたため、さらに着工が1ヶ月ほど遅れてしまいました。そんな経緯があっての着工なので、いよいよか、と感じております。
家から近いので、こまめに足を運び、工事の状況を確認して行きたいと思います。
DIY
造り付けの家具って、模様替えもできなくなるし、場所の機能を限定されてしまうのであまり計画してません。家族の状況によって、模様替えしたくなるので、ある程度の広さがあれば置き家具の方が間取りの自由度があって良いと思っています。
ちょっとした家具とかセルフでつくる予定です。
ぶっちゃけコストを抑えるためと、自分で作った方が愛着がわくためです。
図面通り作れるか、自信ありませんが…
とりあえずテレビ台をこんな感じで考えています。
スッキリさせたいので、前面に扉を付けて、AV機器が見えないように計画してます。
こちら↓を使って、リモコンの受信部だけテレビの影に隠しておきます。
Hanwha 汎用 赤外線 リモコンベンダー UMA-IRB01 [赤外線 リモコン 延長]
話は変わりますが3才になった息子が、「おままごと」が好きなようです。
公園に行った時に、ままごとで2時間ほど遊んでいました。
DIYの練習に 愛する息子のために「ままごとキッチン」を作ろうかなと考えております。
15mm厚のベニヤでキャビネットを作って、小口が前面にシャープに見える、オープンキッチンです。
どうせなら、リアルな方がいいので、2550の壁付けキッチンの1/2サイズにして計画。(図面は適当です)
動かしやすいように、下にはローラーを付けてます。
オープン部分にカゴ入れて、引出し風に出来るよう寸法を調整しようか?とも考え中です。
蛇口はこんな感じ↓のホンモノを付け、シンクは100均のステンレスボウルで。
コンロはIH風に光沢のあるシートを貼ろうかと。
コンロの点火用ツマミは考え中です。
概算で15000円くらい掛かりそう… ベニヤが高い…
もし出来たら報告します。
ユニットバス
以前にも書きましたが、ホープスさんが安く仕入れられるのがノーリツらしいです。
風呂は特にこだわりがなかったので、ショールームに行って、仕様はなるべく安いので決めました。
現在マンション住まいで、1.2m×1.2mくらいの狭い風呂なので、1616のユニットバスなら大満足です。
壁、色は、なるべくシンプルにしたかったので、全部白にしました。
ノーリツさんには標準装備で自動洗浄というのがあるらしく、他メーカーにはないようです。
我が家は1階リビングで2階に風呂があるので、「風呂沸かそう」と思ったときに、「洗ったっけ?栓閉めたっけ?」って2階にわざわざ上がるのが面倒なので、採用しました。洗剤は市販品を入れておけばOKだし、洗浄1回19円とお安めです。
窓は横いっぱいのが良かったのですが、ユニットバスだと16505のサッシが付かなったので、11905の横滑りを端に寄せました。
北側は近くに家がないので、透明のガラスにしました。外に視線が抜けて空が見えたほうが気持ちがいいからです。(明るい時でないと真っ暗で意味ないですが…)
もし近くに家ができて、視線が気になるようなら、型ガラスになるフィルムを貼る予定です。
省エネにするため、断熱浴槽にしました。+2万くらいでしたが、仕方なし。追い炊きとか面倒だし。
シャワーは節水するため、手元でオンオフできるもので、エアインシャワーにしました。
スピーカーとかテレビとか、余計なものは付けませんでした。高いし、壊れた時の修理もお金かかる。もし使いたくなったら、市販の防水スピーカー、防水テレビで十分です。
実は、脱衣所との間はガラスにしたかった。
風呂と脱衣所が一体になるので開放感があるからです。
しかし、ガラス戸は1日の終わりに水滴を掃除しないと水垢つくそうです。めんどくさい!
水垢だらけのガラスは、かえってみっともないのでやめました。
蓄熱と基礎断熱
断熱の性能を上げて、太陽の熱を取り入れると、冬でも暑すぎるくらいになるらしいです。(オーバーヒートという)
それはもったいない!
そこで、蓄熱というワザを使います。
昼に蓄熱して夜にも放出するので、夜にも太陽の熱を使えてじんわりあたたかくなります。
一番いいのは、1Fの床を土間コンにしたり、タイルにして蓄熱させる方法ですが、全面フローリングが良かったので、断念しました。素足でタイルはちょっと気持ちよくなさそうだし、硬いと子供が転ぶと痛いので。
下の図の真ん中のように、基礎スラブに蓄熱させる方法もあります。地熱を利用できる利点もありますが、地熱は1.5mの深さでないと、安定しない説があるそうです。
(画像はお借りしてます)
我が家は右のように、全面ウレタン吹付としました。
ちなみに↓のように、外周から1mくらいまでボードを貼り付ける工法もあります。
ボードを張り付けるので、どうしても隙間ができてカビが生えてしまう恐れがあります。RC用の現場発泡ウレタンは1パッケージで料金が決まっていて、外周だけ施工するのと、基礎全面施工するので料金は変わらないらしいので、全面施工してもらうことにしました。
そうすると、基礎スラブが断熱材で覆われてしまい、蓄熱ができない。
深夜電力で床下エアコンを使って蓄熱できないので、床下エアコンの旨味が減ってしまう…
【ペットボトル蓄熱】
蓄熱するためには比熱が大きいものが効率が良いので、ペットボトルを床下に置いとく方法があるようです。コストもかからず、ペットボトルに水入れて床に並べるだけなので自分で施工できる。
(参考画像)
採用しようと考えましたが、我が家は基礎高を小さくしたので人が入れず、ペットボトルの交換ができません…
ペットボトルが劣化して、水が漏れてて見えないところでカビが生えてるとか、ヤバいし…
じゃ、コンクリートブロックを並べとけばいいか。
断熱材がつぶれないか心配なので、計算してみました。
圧縮強さ(ウレタンボード(現場発砲ではない)) 8N/c㎡
圧縮応力度(厚さ19㎝のCB) 0.23N/c㎡
現場発泡はボードの半分の強度と家庭して4N/c㎡、長期の安全率3と考えると、
0.23/1.33=0.17・・・・OK
よって、コンクリートブロックを置いても断熱材はつぶれません(たぶん)
床下エアコン
暖かい空気は上に行くから、床を暖めるのはすごい大事。
特に吹き抜けがあると、エアコンだけで足元まで暖めるのは非常に難しい。
「頭は熱いけど足元が寒い」とか、超不快ですから。
それを解消するためには、「床を暖めること」が必要になります。
【床暖房(パネル式)】
普通はパネル式の床暖房にすると思いますが、床暖房って、意外とコストかかるんです。
広い範囲をカバーするほど、パネルが多くなるのでコストアップになります。故障した時も、フローリングを剝がしてやり変えないといけないから、修理も大変です。
あと、電気式だと光熱費も結構かかるらしい。
【床下エアコン】
床下エアコンという方法があります。床下の空間を市販のエアコンをつけて暖めるだけ。広くてもコストアップにならないし、市販のエアコンなので、家庭用のエアコンを買いなおせばいい。ヒートポンプなので省エネだし。(すいません。詳しい数値はわかりません。)
床暖房の種類とコスト比較/床暖房 施工会社/エコキュート床暖房【富士環境システム】ヒートポンプ式床暖房/オール電化床暖房
コールドドラフト対策に、掃き出し窓の下に吹き出し口を設けています。
エアコンって、断熱をしっかりしておくと24時間つけっぱなしのほうが安くなるケースもあるようです。つけっぱなしのほうが室温が安定して快適だし、楽だし。単価の安い深夜電力で冷暖房しておいて、床下で蓄熱して、電気の単価の高い日中は、エアコンを弱める。みたいな使い方もやってみたいと思っております。
乾燥しそうな気がしますが、様子をみて加湿器を置くか検討したいと思います。
箱の家 エコハウスを目指して
箱の家が生まれた経緯
難波さんが「箱の家」をつくるきっかけとなったのは、偶然であった。勤務先がたまたま難波さんの事務所の近くにあったI氏が自宅の新築を依頼してきたが、その予算がとても厳しかった。そこで、クライアントの要望する家ではなく、与えられた予算内で最低限の性能を確保できる家を設計した。I氏と家族は難色を示したが、結局、難波さんに設計を依頼してきた。こうしてできたのが、延べ床面積120㎡(36坪)、総工費1900万円、坪単価53万円の「箱の家―1」であった。
ところが、この家は、建築専門誌だけでなく、一般誌にも取り上げられ、反響が大きかった。そして、同じような家に住みたいという依頼が殺到した。「箱の家」は、特殊な事情から設計した家なのに、依頼者たちは、自分たちの家にも適用できるプロトタイプ(原型)ととらえていた。とくにつぎのような特徴が注目された。
1)ローコストであること。
2)コストパフォーマンス(コスト当たりの性能)が高いこと。
3)メンテナンス(維持管理)が容易であること。
4)自然エネルギーを最大限に利用していること。
5)構造がしっかりしていること。
6)内部が開放的で、一室空間であること。
7)天井が高い、ゆとりのある空間を備えていること。
8)将来の住まい方の変化に対応できる柔軟性を備えていること。
9)単純な箱型のデザインであること。
10)コンパクトだが、大きく見えること。
以前から、難波和彦さんの箱の家は知っていました。
私はコストパフォーマンスという言葉が大好物です。
先人の知恵は積極的にパクるのが私のモットー。
「箱の家」という、一つのテーマで100棟以上設計した方なら、洗練されている。
ぜひパクりたい参考にしたいと思って、以下の本を読みました。
作品の間取りが載っていて、我が家の間取りの参考にさせていただきました。
(HPにもかなり出てますけど↓)